冬の都心に立ち上る湯気──日比谷公園が“あったか鍋”で満たされる
冷たい空気が頬を刺す真冬の東京。その中心・日比谷公園に、全国の郷土鍋が集結する。2026年1月30日から3日間開催される「ふるさと鍋グランプリ®2026 in日比谷公園」は、寒さを味方につけた冬ならではの大型グルメイベントだ。湯気と香りに包まれながら、来場者の一票で“日本一の鍋”が決まる——そんな参加型の熱気が、今年も日比谷に戻ってくる。
今年なぜ注目?冬グルメ需要と“体験型フェス”の進化
本イベントが注目される背景には、冬の屋外イベント需要の高まりがある。コロナ禍以降、屋外で楽しめるグルメフェスは定着しつつあり、「温かい料理×都心立地」という組み合わせは、幅広い世代に支持されてきた。過去開催でも高い来場満足度を記録しており、2026年は出店内容と演出がさらに進化。WEB投票による途中経過表示など、ライブ感ある仕掛けが強化されている。
北海道から九州まで、郷土色あふれる鍋が集結
会場には、北海道のきのこ鍋やラム火鍋、青森のホタテ鍋やタコつくね鍋、宮城の仙台せり鍋、山形のいも煮、福井の越前せいこかに鍋、兵庫の神戸牛すき焼き、福岡の明太クリーム鍋など、全国各地の“ご当地鍋”が勢ぞろい。素材・出汁・文化背景まで語れる鍋ばかりで、まさに食べ歩く日本列島といえる。
鍋×日本酒で広がる冬の楽しみ方
鍋と相性抜群なのが、日本酒。会場では200銘柄以上の日本酒を飲み比べできる「ご当地酒蔵めぐり」も実施される。前売り制の飲み放題企画も用意され、食と酒をじっくり楽しみたい大人層にも嬉しい構成だ。主催の株式会社アドギルド・ジャパンは「地域の食文化を、五感で楽しんでほしい」との想いを込めているという。
冬の風物詩として、未来へ続くイベントに
“鍋”という日本人に馴染み深い食文化を軸に、地域交流と観光PRを同時に担う本イベント。今後は訪日客への訴求や、地方食材の販路拡大にもつながることが期待されている。真冬の公園を笑顔と湯気で満たす3日間。この機会にぜひ、日比谷で全国の鍋を味わってみてはいかがだろう。
開催概要
日程:2026年1月30日(金)〜2月1日(日)ふるさと鍋グランプリ®2026 in日比谷公園
時間:10:00〜20:00(最終日は18:00まで)
会場:日比谷公園(東京都千代田区)
入場料:無料(飲食代別途)
主催:ふるさと鍋グランプリ実行委員会
公式サイト:https://nabe-gp.com


